ブックタイトルgakuto

ページ
318/326

このページは gakuto の電子ブックに掲載されている318ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

gakuto

304二、原子爆弾による被害 原子爆弾の威力は、通常熱線、爆風及び放射線の三つに区分されるが、実際にはこれらが複雑にからまりあって大きな被害をもたらした。 強烈な熱線と爆風は、巨大な力で街を破壊し、焦土と化した。この屍の街に傷つきながらもかろうじて生き延びることのできた人々の多くが、その後の長きにわたって放射線被害に苦しむこととなった。爆心地からの距離(㎞)総死亡率(%)即日死亡率(%) 0~0.598.490.40.6~1.090.059.41.1~1.545.519.61.6~2.022.611.1 0~2.056.537.0平均値(広島地区:東京帝国大学診療班調査)総死亡率と即日死亡率