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概要

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247 今もゾッとすと遺体を抱えて泣いて詫びた。死体は横山の叔父の自転車の荷台に板を置き、それにくゝりつけて持ち帰った。 あの痛ましかった日から三十年、米軍の非人道的核兵器使用により、非戦斗員を多数死傷させたことを恨み続けていたものゝ今ではこの犠牲が仏縁となり、信仰の世界に生きさせて貰っていることに感謝し、ひたすらに戦没者の冥福を祈っています。合掌広島市高陽町小河原 遺族 山城  進今もゾッとす福原チエ子あゝ原爆投下! 私は八月五日、僅かばかりの食糧を持ち、子供の下宿先南千田町を訪ねた。同夜も空襲警報ありろく??眠られぬまゝに夜を明かした。 当時、長女幸子は東京大妻女子専門学校を卒業し、広島県立第一女学校教諭として奉職中であった。厳しい戦時下の体制の中で、生徒の学業指導は第二の問題として七月一杯生徒と共に、佐伯郡宮内国民校で蚊帳づくりの軍役奉仕を続け、たまたま八月一日交代して本校に帰っていた。 原爆投下の朝、モンペ姿に身を堅め午前七時頃登校した。私も午前八時十分頃下宿先を出て病院に行く途中御幸橋の下手に於て原爆投下に見舞われた。一瞬に